ハーバード便り No.22
よく言われますが、アメリカは言葉で言わないと何も伝わらないというのは、本当だと思うことがよくあります。
How are you?と聞かれて、うまく行ってるよという意味で、こちらが手を振ったり、笑顔をしてみたりしても、彼らは、私の言葉での反応を待っています。Not too bad!と応えて、彼らはやっと私の笑顔の意味を解するみたいです。
この厳格なまでの言葉で言わなきゃ始まらないというのは、生活の隅々まで行きわたっている感じがします。
教授の部屋を尋ねるときもそうですね。質問しにきたのか、感謝を述べにきたのか、心配を表しにきたのか、まず学生が言わないと、教授の表情は曇りがちです。
そう意味できちんとしゃべるために、ジングルズは武器になりますね。私の場合は息が浅いので、ゆっくり体のそこから息が出てくるように、心がけています。みなさんはどうですか?